GitHub Copilotの利用拡大に対応するコスト管理の改善

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GitHub Enterprise CloudのGitHub Copilot向けコスト管理に、Enterprise Teamsとの連携、BudgetやAI Creditsの管理、コストセンター数の上限拡張などの改善が加わります。GitHub Copilotの利用拡大に合わせて、組織構造に沿ったコスト配賦と支出管理をより簡単に行えるようになります。


GitHub Copilotの利用がエンタープライズ全体に広がるにつれ、部門、事業部、プロダクトグループごとに利用量やコストを把握し、管理したいというニーズが高まっています。特に従量課金やAI Creditsの利用が拡大する環境では、組織構造に沿ったコスト配賦とBudget管理が重要になります。

GitHubでは2026年6月下旬から7月上旬にかけて、GitHub Enterprise CloudのBilling and licensingにおけるコストセンター管理をよりスケーラブルにする複数の改善を順次提供します。なお、提供順序や時期は、リリースの準備状況や依存関係により変更される場合があります。

Enterprise Teamsをコストセンターに割り当て可能に

まず、Enterprise Teamsをコストセンターのリソースとして追加できるようになりました。これにより、チームメンバーによって発生した利用量は、そのチームが紐づくコストセンターに自動的に帰属します。メンバーが手動で更新された場合や、IdP連携(SCIM)によって変更された場合も、コストの帰属は自動的に更新されるため、管理者が都度ユーザーを再割り当てする必要はありません。

Enterprise Teamsは、誰がコストセンターに属するかを管理するための仕組みです。一方で、Budgetや利用上限はチームではなくコストセンター自体に設定されます。つまり、既存のチーム構造を使ってメンバーシップを最新に保ちながら、支出管理はコストセンター単位で一貫して行えます。

これは、すでにEnterprise Teamsを使ってOrganization横断のアクセス権やロールを管理している企業に特に有効です。同じチーム構造をコスト配賦にも活用することで、請求管理の構造を実際の組織構造に合わせやすくなります。また、GitHub Copilotの利用をグループ単位で管理するための土台にもなります。チームをコストセンターに追加すれば、そのコストセンターにBudgetを設定し、すべてのメンバーに適用できるようになります。

コストセンター単位のユーザーレベルBudget

続いて、コストセンター単位のユーザーレベルBudgetも提供予定です。管理者はコストセンターに1つのBudgetを設定し、そのコストセンターに属する各ユーザーへデフォルトBudgetとして適用できます。

これにより、数千人規模のユーザーに対して個別にBudgetを設定する必要が減り、設定漏れや誤設定のリスクも抑えられます。大規模なエンタープライズ環境でも、ユーザー単位の支出管理をより一貫した形で運用できます。

コストセンター別のAI Credits管理

さらに、GitHub CopilotのAI Creditsについても、コストセンター単位でより明確に管理できるようになります。各コストセンターに割り当てられたGitHub Copilotライセンスに基づいて、含まれるAI Creditsの利用上限を管理できるため、ある部門の利用が他部門のライセンスに含まれるクレジットを消費してしまう状況を防ぎやすくなります。

上限に達した場合の動作も、利用をブロックするか、有料の超過利用として扱うかを管理者が選択できます。これにより、部門ごとのチャージバックや予算管理に必要な境界を保ちながら、GitHub Copilotの利用を拡大しやすくなります。

コストセンター数の上限を最大1,000に拡張

現在、1つのEnterpriseで作成できるコストセンター数の上限は500ですが、最大1,000まで拡張されます。多数の部門、事業部、プロダクトグループを持つ大規模なお客様でも、組織構造に合わせて利用量と支出をより細かく追跡、配賦、レポートできるようになります。

これにより、GitHub Copilotの利用が複数の部門やプロダクトラインにまたがる場合でも、より柔軟なコスト管理が可能になります。

利用対象と開始方法

これらの改善により、GitHub Enterprise Cloudの管理者は、既存のチーム構造を活用しながら、GitHub Copilotの利用量とコストをより正確に把握できるようになります。対象はGitHub Enterprise CloudのEnterprise ownerとbilling managerです。

利用を開始するには、EnterpriseのBilling and licensing設定からCost centersを開き、コストセンターの作成または編集時にResourcesでEnterprise Teamsを追加します。