オープンソースが実現する、火星探索🚀

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4月19日(米国時間)の朝、史上初となる火星ヘリコプターである「Ingenuity」(インジェニュイティ)が、火星の極めて薄い大気中を飛行する姿を、私たちは緊張の面持ちで見つめました。これは、NASAおよびジェット推進研究所(JPL)のチームにとって、とてつもない快挙です。それと同時に、世界中のオープンソース開発者によって構成された、目に見えないチームによるサポートの賜物でもあるのです。実際、GitHubを利用する約12,000名の開発者が、オープンソースを通じてIngenuityのソフトウェア開発に貢献しています。それにもかかわらず、ブラックホールの最初の画像と同じように、それらの開発者のほとんどが、火星ヘリコプターの初飛行の実現を自分が支援したということに気付いていません。

今回GitHubは、こうした見えない貢献を、目に見える形で表現したいと思いました。GitHubはJPLと連携し、Ingenuityによって利用された特定バージョンのオープンソースプロジェクトおよびライブラリに貢献したすべての開発者のGitHubプロフィールに、Mars 2020 Helicopter Missionバッジを新たに掲示しました。SciPy、Linux、F Prime (F’)など、JPLチームによって利用されたプロジェクトの詳細なリストについてはこちらをご確認ください。

さらに、この機会にGitHubプロフィールに貢献を称えるための[Achievements (功績)]セクションを新たに導入しました。現在、Mars 2020 Helicopter Missionバッジ、Arctic Code Vaultバッジ、さらにオープンソースの取り組みにGitHub Sponsorsを通じて資金提供を行ったことを示すバッジが[Achievement (功績)]に含まれています。ぜひご覧ください!

新たなバッジ誕生の裏話や、オープンソースコントリビュータがどのようにIngenuityの飛行に貢献したかについては、こちらのブログをご確認ください。

NASAおよびJPLのチーム、さらに今回実現した史上初の火星飛行に携わった多くの開発者の皆様に、心よりお祝いを申し上げます。人類はまだ地球上に留まっていますが、皆さんが書いたコードは今、火星にあるのです!