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GitHub Actionsの価格改定について

最新の更新情報(2025年12月18日時点) GitHubでは、セルフホスト型GitHub Actions向けに発表していた課金内容の変更を延期し、アプローチを再検討するための時間を設けることにしました。 当初の発表の内容と背景(2025年12月16日) [背景と目的] 歴史的に、セルフホストランナー(利用者自身で準備するサーバー)を利用するお客様は、GitHub Actionsのインフラやサービスの多くを無料で利用できていました。これは、これらの不可欠なサービスの維持・発展にかかるコストの大部分が、GitHubホストランナー(GitHubが提供するサーバー)の料金によって補填されていたことを意味します。 今回の価格改定により、コストを使用状況や各Actions利用者に提供される価値に密接に合わせることで、プラットフォーム全体でのさらなる革新と投資を促進します。いくら課金されるかを知ることができるGitHub Actions価格計算ツールを用意しましたので、お客様は将来のコストを見積もることができます。 [利用者への影響] [パブリックリポジトリでの利用について] GitHub Actionsは、パブリックリポジトリでは引き続き無料で利用可能です。2025年、開発者の皆様はパブリックプロジェクトにおいて、合計115億分(約1億8400万ドル相当)のActions実行時間を無料で利用しました。私たちは、利用者の皆様に高速で信頼性が高く、予測可能な体験を提供するために、今後もActionsへの投資を続けていきます。 背景 2018年にActionsをリリースした際、これほどまでに普及するとは想像もしていませんでした。2024年初頭までに、プラットフォームは1日あたり約2,300万件のジョブを実行するようになり、既存のアーキテクチャではこの成長曲線を安定して支えることができなくなりました。機能の開発速度を上げるためには、まず信頼性を向上させ、GitHub Actionsを支えていたレガシーなフレームワークを近代化する必要がありました。 私たちの解決策は、GitHub Actionsのジョブとランナーを支えるコア・バックエンドサービスを再構築することでした。その目標は、稼働率(アップタイム)とインフラ問題に対する回復力を向上させ、パフォーマンスを高め、内部の制限を減らし、GitHubの広範なプラットフォーム投資や開発者体験の改善を活かすことでした。この取り組みは成果を上げており、新しいプラットフォームの安定化に向けた最終段階にありますが、現在の大規模サービスを支える大きな助けとなっています。 2025年8月以降、すべてのGitHub Actionsジョブは新しいアーキテクチャ上で動作しており、1日あたり7,100万件のジョブ(開始当初から3倍以上)を処理しています。各エンタープライズ企業において、1分間に同時実行(開始)できるジョブの数が、旧アーキテクチャと比較して7倍に向上しました。 GitHubの目標は、いかなる製品においても、エンタープライズ企業に柔軟性と透明性を提供しながら、お客様のニーズを満たすことです。 今回の変更は、CI/CDがより高速で信頼性が高く、より優れたキャッシュ、より柔軟なワークフロー、そして揺るぎない信頼性が求められる世界をより良くサポートし、コアな体験を強化すると同時に、GitHub ActionsをGitHubのオープンで安全なエージェント型ワークロード向けプラットフォームとして位置づけるものです。 何が変わるのか?  [GitHubホストランナーの値下げ] 本日より、GitHubはActions全体で公平な課金を開始します。これにより、GitHubホストランナーの価格と、平均的なGitHubのお客様が支払う価格が引き下げられます。そして、使用するマシンタイプに応じて、GitHubホストランナーの純コストを最大39%削減します。 この削減は、すべてのランナーサイズにおける約40%の価格引き下げと、新設される1分あたり0.002ドルの「GitHub Actionsクラウドプラットフォーム料金」の組み合わせによって実現されます。GitHubホストランナーの場合、この新しいActionsクラウドプラットフォーム料金は、すでに値下げ後のメーター価格に含まれています。 パブリックリポジトリでの標準的なGitHubホストランナー、またはパブリックリポジトリでのセルフホストランナーの使用は、引き続き無料です。GitHub Enterprise Serverの価格は、この変更による影響を受けません。 値下げ幅は、お客様が最も頻繁に使用するマシンのタイプによって異なります。小型のランナーは相対的な価格削減幅が小さくなり、大型のランナーは相対的に大きな削減となります。 この値下げにより、高ボリュームのCIワークロードや、高速で安全な実行環境に依存するエージェントジョブの両方において、ハイパフォーマンスなコンピューティングがより利用しやすくなります。 価格アップデートの全詳細については、ドキュメント内の更新されたActionsランナー価格を参照してください。 この価格変更は、2026年1月1日から適用されます。

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