GitHub Universeにて、AnthropicのClaude 3.5 Sonnet、GoogleのGemini 1.5 Pro、OpenAIのo1-previewとo1-miniがGitHub Copilotに登場することを発表しました。
GitHub Copilotは長い間、さまざまなユースケースで大規模言語モデル(LLM)を活用してきました。GitHub Copilotの最初のパブリックバージョンは、OpenAI GPT-3の初期バージョンであるCodexを使用しました。GitHub Copilot Chatは2023年にGPT-3.5、後にGPT-4でローンチされました。それ以来、GPT 3.5-turboからGPT 4oおよび4o-miniモデルまで、さまざまなレイテンシと品質要件に対応するため、ベースモデルのバージョンを何度も更新してきました。
生成AIの台頭ののち、この1年で、それぞれ異なるプログラミングタスクに秀でた高品質の大小言語モデルのブームがありました。AIコード生成の次の段階は、複数のモデルの機能性だけでなく、マルチモデルを選択できることによって定義されることは明らかです。GitHubは、オープンな開発者プラットフォームとしての理念と、すべての開発者がそれぞれに最適なモデルを使って開発できることを保証することに全力を注いでいます。今年のGitHub Universeで、私たちはまさにそれを実現しました。
AnthropicのClaude 3.5 Sonnet、GoogleのGemini 1.5 Pro、OpenAIのo1-previewとo1-miniで、GitHub Copilotが開発者にマルチモデルの選択肢を提供します。これらの新モデルは、まずGitHub Copilot Chatで展開され、OpenAIのo1-previewとo1-miniは現在利用可能で、Claude 3.5 Sonnetは順次展開され、GoogleのGemini 1.5 Proは数週間後に提供される予定です(※訳者注釈:10月28日時点の情報です)。Copilot Workspace からマルチファイル編集、コードレビュー、セキュリティ自動修正、CLI に至るまで、GitHub Copilot の多くの機能でマルチモデルの選択ができるようになる予定です。
VS Code でも GitHub.com でも、個々の開発者は自分に最適なモデルを決めることができ、組織や企業はチームのために有効にするモデルを完全にコントロールすることができます。マルチモデルのCopilotを今すぐお試しください。
AnthropicのClaude 3.5 Sonnet
Anthropic の新しいClaude 3.5 Sonnet は、初期設計からバグ修正、メンテナンス、最適化まで、ソフトウェア開発ライフサイクル全体のコーディング作業に優れています。Claude 3.5 Sonnetは、レガシーアプリのアップデートからコードのリファクタリングや機能開発まで、複雑でマルチステップなコーディングタスクに高い能力を発揮します。
GoogleのGemini 1.5 Pro
Googleの最新のGeminiモデルは、コーディングシナリオにおいて高い能力を発揮します。Gemini 1.5 Proは、200万トークンのコンテキストウィンドウを備え、ネイティブのマルチモーダル-コード、画像、オーディオ、ビデオ、テキストを同時に処理できます。また、Gemini 1.5 Proは、通常のコード提案、ドキュメンテーション、およびコードの説明において、素晴らしいレスポンスタイムを実現しています。
OpenAIのo1-previewとo1-mini
OpenAI o1-previewと o1-miniは、GPT 4oよりも高度な推論機能を備えたAIモデルの新シリーズの一部です。o1-previewをGitHub Copilotと一緒に使ってみたところ、このモデルの推論機能によって、コードの制約やエッジケースをより深く理解することができ、効率的で質の高い結果が得られることがわかりました。
GitHub Copilotは、あくまで開発者が主導権をもちワークフローをコントロールできます。どのLLMを使用するかも、1 回のログインと 1 回のサブスクリプションで制御できるようになりました。マルチモデルのGitHub Copilotを今すぐお試しください。
GitHub Sparkでのマルチモデル選択
10億人の開発者を目指すGitHubのビジョンに向け、GitHub UniverseでGitHub Sparkを発表しました。Sparkは、クラウドリソースを管理することなく、AI機能や外部データソースを統合できる完全機能のマイクロアプリです。クリエイティビティ・フィードバック・ループを活用することで、ユーザーは最初のプロンプトから始まり、ビルドされるアプリのライブ・プレビューを見たり、各リクエストのオプションを簡単に確認したり、各反復のバージョンを自動的に保存して、バージョンを比較しながら進めることができます。
GitHub Sparkのチラ見せ(spark 😀)です。
The post Bringing developer choice to Copilot with Anthropic’s Claude 3.5 Sonnet, Google’s Gemini 1.5 Pro, and OpenAI’s o1-preview appeared first on The GitHub Blog.