Melody Mileski
Jun PakAWSのCodeCommitは新規顧客のアクセスを終了し、新機能の導入も終了します。GitHub Enterprise への移行方法と、なぜそれが最適な選択肢なのかをご紹介します。
Amazon Web Services（AWS）は、2024年7月25日をもって、AWS CodeCommitの新規顧客の受け入れを終了すると発表しました。既存の顧客はセキュリティ、可用性、パフォーマンスを維持したままサービスを使い続けることができますが、AWSは新しい機能を導入したり、新しいユーザーを受け入れたりすることはありません。
AWS CodeCommitの既存顧客、またはソースコード管理のために検討していた顧客は、この変更の影響とその意味について多くの疑問を持っていることでしょう。この記事では、この変更をどのようにナビゲートすればよいのか、そしてなぜGitHub Enterprise への移行を検討すべきなのかを紹介します。
この変更が意味するもの
既存のお客様でない場合は、AWS CodeCommit にアクセスできなくなり、ソースコード管理のために別の Git プロバイダを検討する必要があります。
既存の AWS CodeCommit のお客様であれば、2つの選択肢があります：
- AWS CodeCommit を使い続ける-AWSはセキュリティ、可用性、パフォーマンス向上のための継続的な投資以外には新しい機能を導入しないということを理解した上で利用を続けられます。変化や混乱は避けられますが、他社のソリューションがイノベーションを続ける一方で、新しい製品機能は提供されません。
- AWS CodeCommit の Git リポジトリーを他の Git プロバイダーに移行する-リポジトリのクローン、ミラーリング、特定のブランチの移行など、どのプラットフォームがあなたの特定の要件に合うかを調査し、評価する必要があります。
これは、ソフトウェア開発のニーズに対して最善の道を進むための重要な決断です。
GitHub Enterpriseを検討すべき理由
GitHub は世界をリードする AI を活用した開発プラットフォームです。GitHub Enterpriseを利用すれば、エンタープライズグレードの統一されたプラットフォームで、ソフトウェアの構築、セキュア化、迅速なデプロイを支援し、スケールの大きなイノベーションを実現できます。
GitHub Enterpriseの主な利点
- 統一されたエンタープライズグレードの開発プラットフォーム。GitHubプラットフォームには、開発者向けツールが豊富に揃っており、シームレスで効率的な開発プロセスを実現します。
- AIを活用した生産性。GitHub Copilotにより、開発者は世界で最も信頼されているAI搭載のコーディングアシスタントを利用できるようになり、生産性とコラボレーションが向上します。
- 堅牢なセキュリティ。GitHub Advanced Security(GHAS) は、コードとワークフローを保護するネイティブセキュリティツールを提供します。
- CI/CD の自動化。GitHub Actionsは、自動化されたCI/CDワークフローを可能にし、開発パイプラインを合理化します。
- 効率的なコラボレーション。GitHub Projects や GitHub Issuesなどのツールが、効率的なプロジェクト管理とチームコラボレーションを促進します。
- パッケージのホスティング。GitHub Packages は、パッケージのホスティングと管理を容易にします。
- 設定済みの環境。 GitHub Codespaces は、すぐに使えるように構築・設定済みの開発環境を提供します。
1億人を超える開発者コミュニティを持つGitHubは、ソフトウェア開発の多様なニーズに応える優れた体験を提供することに専念しています。AIを活用した最先端テクノロジーとグローバルで相互接続されたコミュニティに支えられ、イノベーションと成功に必要なツールとサポートの提供に努めています。
AWS CodeCommit Git リポジトリの GitHub への移行
移行計画には圧倒されることがあります。移行の計画と実行を支援するために、詳細なドキュメント、インポートツール、包括的なサポートを用意しています。
AWSのアナウンスにあるように、移行の前にいくつかの前提条件をクリアする必要があります。
- CodeCommit リポジトリを他のプロバイダに移行する前に、AWS Management Console と他のプロバイダのアカウントの両方に必要な認証情報と権限を持っていることを確認してください。GitHub に移行する場合は、Git 認証情報を使用する HTTPS ユーザー で説明したように、CodeCommit の静的認証情報を使用します。
- AWS CodeCommitコンソールで、移行するリポジトリのクローンURLを選択します。正しいクローン URL（HTTPS、SSH、HTTPS (CRC)）は、どのクレデンシャルタイプとネットワークプロトコルを選択したかによって異なります。
また、複雑な移行シナリオのために、追加のエキスパートサービスが利用可能です。エキスパートがお客様の移行作業をサポートします。
CI/CDワークフローの移行
AWS CodeCommit で使用している CI/CD ツールによっては、既に使用しているものをそのまま継続できる場合もあれば、新しいツールに移行する必要がある場合もあります。
GitHub Actionsは GitHub Enterprise に含まれる統合 CI/CD 自動化ワークフローツールです。GitHub Actions は GitHub リポジトリとシームレスに統合され、コードレビューからデプロイまでのワークフローを自動化できます。GitHub Actions は、カスタムワークフロー、膨大なビルド済みアクションのマーケットプレイス、複数の環境に対応しており、CI/CD のニーズに対して多用途で安全な選択肢となっています。
CircleCI、Travis CI、Jenkins のような他の CI/CD ツールを使っている場合、GitHub は CI/CD ワークフローのためにこれらのサードパーティソリューションの多くをサポートしています。
サードパーティツールと統合
開発チームは、日々のソフトウェア開発ワークフローの一環として多くの統合を利用しています。これらは、サードパーティの統合かもしれませんし、公開されている API を使って社内で構築したカスタム統合かもしれません。GitHub には、あなたのワークフローをサポートする広範なエコシステムと API があります。
GitHub Marketplaceを探索して、必要なツールや拡張機能を見つけましょう。
チームでカスタム API インテグレーションの構築を行った場合は、ニーズを分析・評価し、GitHub APIを活用してこれらの構築や拡張を行う必要があります。
まずは GitHub Enterprise を試してみませんか？
GitHub Enterprise への移行を決定する前に GitHub Enterprise を体験してみたいという方は、GitHub Enterprise の 30 日間無料トライアルをお試し ください。
The post GitHub Enterprise: The best migration path from AWS CodeCommit appeared first on The GitHub Blog.
