2017年3月、GitHubは、Unityエディター用の拡張機能であるGitHub for Unityのアルファ版を公開しました。その後、同年6月にオープンソースとして公開し、今年3月にはベータ版をリリースしました。そして今回、Unite Berlin 2018において、GitHub for Unity 1.0がunity.github.comとUnity Asset Storeからダウンロード可能になったことを発表しました。
GitHub for Unityは、Unity 5.6、2017.x、2018.xにGitを組み込む、Unityエディターの拡張機能で、GitHubユーザーは統合されたサインインを利用できます。また、ゲーム開発チーム向けに、Git LFSを使用した大容量ファイルのサポートとファイルロック機能という、2つの重要な機能を提供します。これらの機能により、Unity内で大規模なアセットや重要なシーンファイルを、Gitを使用して、コードファイルと同じ方法で管理できます。
GitHub for Unity 1.0の新機能
2018年3月にベータ版をリリースした後、ユーザーエクスペリエンスを新たに改善し、バグ修正を行いました。また、バージョン1.0で、以下を実現しました。
- ファイルロック機能の改善:ファイルロック管理機能がGitHubウィンドウのトップレベルビューに組み込まれ、複数のファイルをロック/ロック解除できるようになりました。
- diffのサポート:「Unity Preferences」で指定した好みのdiffプログラムを使って、GitHubウィンドウの「Changes」ビューから直接ファイルの変更を視覚化できます。
- パッケージサイズの縮小:これまで、パッケージにはGitとGit LFSのポータブルインストールデータがすべて含まれていました。このデータを必要に応じてダウンロードできるようにしたことで、パッケージサイズが1.6MBまで小さくなり、重要なGitおよびGit LFSのアップデートやパッチをより早く、より柔軟な方法で配布できるようになりました。
- アップデート通知:新しいバージョンが利用可能になると、すぐにUnityへ通知が届きます。最新のアップデートをダウンロードするかスキップするかを選べます。
- メールアドレスでのサインイン:GitHubのユーザー名、またはアカウントに関連付けたメールアドレスを使って、GitHubアカウントにサインインできます。
- GitおよびGit LFSのMac対応の改善
- 基本操作を実行できるGitアクションバー
- 多数のバグ修正とスループットの改善
GitHub for Unity 1.0エディター拡張機能はUnity Asset Storeからダウンロードできます。この新機能を使ってGitHub for Unityリポジトリへの貢献やフォロー、Twitter (@GitHubUnity)での交流など、GitHubコミュニティにぜひ参加してみてください。