先週の始め、東京で GitHub Constellation イベントが初めて開催されました。ソフトウェアに対して熱い思いを抱く 200 人の方が参加し、GitHub のエンジニア、お客様、またパートナー様による話を聞きました。参加できなかった方々に向けて、イベントのハイライトをお伝えします!
基調講演
最初に、日本のカントリーマネージャーを務める藤田純と共に GitHub の最高業務責任者である Julio Avalos がステージに上がり基調講演を行いました。Julio は、日本のマーケットに対する GitHub のコミットメントに関して繰り返し言及し、日本では毎日 18 万人以上が GitHub を利用していることを示しました。また最近の製品ローンチに関する最新情報を提供し、ソフトウェア開発ツールをすべての人が利用できるようにする、という GitHub の目標について述べました。その後、長谷部良輔氏がステージに登場し、LINE で GitHub Enterprise を利用している経験について語りました。
セッションのハイライト
Constellation の出席者は、2 つのトラックでビジネスリーダーやテクニカルリーダーから話を聞きました。テクニカルセッションでは、Ruby のコミッターでエンタープライズ向けにクラウドサービスを提供する企業 Treasure Data のソフトウェア開発者である中村浩士氏(@nahi)による、エンタープライズソフトウェア開発での OSS の捉え方に関する包括的なディスカッションも行われました。Attractor Inc. の最高技術責任者、吉羽龍太郎氏は「ビジネスでの DevOps」という話の中で、ビジネスパーソンが DevOps の取り組みにどのように関わるかについて考察しました。話の中で、絶えず変化し続ける環境に対応してビジネスの効率を高めるための手段としてDevOpsが取り上げられました。話の最後で、吉羽氏は、なぜ DevOps がソフトウェア開発者に限らずビジネスパーソンとも関係するのかを説明しました。
また、藤田純が、Yahoo! Japan、サイバーエージェント、富士通研究所のお客様をステージに招き、各企業が実施しているソフトウェア開発へのアプローチに関してディスカッションを行いました。ディスカッションの中心となったのは、ソフトウェア開発のプラクティスおよびプロセスのさらなる向上のために、組織が取り組む必要のある文化的な変化についてでした。
GitHub meetup
メインイベントの前に、GitHub コミュニティの皆様を招いて、Super Deluxe で交流イベントを開催しました。XTREME DESIGN、KDDI、Slack の各社からの講演者による啓発的な話が行われ、その後ビデオアーティストの高橋啓治郎氏 が Unity と GitHub を使ったオープンソースビジュアルアートのパフォーマンスをステージで繰り広げました。
謝辞
最後に、GitHub の日本のコミュニティ、およびスポンサーのクラスメソッド様、Constellation をご支援いただき感謝申し上げます。次回の開催を楽しみにしております。今年米国を訪れるご予定がありましたら、GitHub Universe でぜひお会いしましょう。